カウンセリングと人生相談や身の上相談の違い
人生相談や身の上相談は、問題の解決そのものを目的とするため、相談に対して具体的かつ直接的なアドバイスを与えます。
カウンセリングは、相談者その人自身(クライエント)が問題解決も含めて人間的に成長できるように、より自分らしく、より楽しく日々を送ることができるようにお手伝いをします。
例えば、いつも落ち込みやすい人だとか、どこに行っても対人関係でつまずきやすい人といった、クライエント特有の行動や考え方などのパターンに、クライエント自身が気付きを深めることを助け補助します。
いつも同じような不快な気分に悩まされたり、失敗を繰り返したりしなくなることを目指し、クライエント自身が自己をより信頼し、自分らしく生き生きと生活できるようになることをサポートするものです。
カウンセリングは、答えの「在処」はあなた自身の中にあり、問題を解決するカギと答えの「在処」が判るのはあなただけなので、カウンセラーはあなたの言う事を、基本的にすべて受け入れます。
そして、カウンセラーはあなたの気持ちを共に悩み(傾聴、受容、共感的理解)、あなたを支える存在となるのです。
あなたはカウンセラーに話を聞いて貰いながら、自分で進むべき方向を選びとり、それに向かっての自分の行動を見つけ出していきます。
カウンセリングとは、その、サポート(援助)をして、あなたの疲れた心を解し、あなたの人間的な成長のお手伝いすることです。
カウンセラーは、クライエントの心の中に溜まっている問題点を、言語化することで顕在化できるよう導き、その問題について共に理解し、解決に向けて歩んでいきます。
カウンセラーの役割は、クライエントにとって一番良いと思われる新しい価値をサポートします。