カウンセリングの言葉

カウンセリングの言葉、意味

心理学に使われる言葉とその意味

 

 

 

セラピーとは、
セラピーとは、治療・治癒という意味です。
薬や手術などにたよらない心理療法や物理療法をいいます。

 

 

 

 

カウンセラーとは、
心理療法や心理カウンセリングのテクニックを使い、癒しまたは治療する人のことです。
カウンセリングの目的は、クライエントさんの心を癒すことです。

 

 

 

 

ラポールとは,
「信頼関係」 という意味です。ラポールは、コミュニケーションをとる上で欠かすことのできない重要な存在です。ラポールの元々の意味は、「収益・利益」や「関係」、「報告書」などです。

 

 

 

 

リソースとは,
その人の資質、資源のことです。
リソースとは、クライエントが問題を解決したり、理想のものを手に入れるために役立つものです。その人が持っているにも関わらず、もっていないと思い込んでいるケースが多いようです。

 

 

 

 

ミラーリングとは、
カウンセリングのテクニックのひとつです。
相談者とのラポール(信頼関係)を築く目的でおこないます。
相手が頷いたらこちらも頷く、微笑んだら微笑む、手を動かしたら動かす、お茶を飲んだらこちらも飲む、など、相手の仕草に合わせることです。

 

 

 

 

ペーシングとは、
カウンセリング技法のひとつで、相手にこちらの呼吸や仕草を合わせること。
こちらが相手に呼吸や仕草を合わせていると、やがて、こちらの呼吸と仕草に相手が自然に合わせてくるようになるのです。
ペースあわせによって、相談者と気持ちが通じ合い、ホンネを語ってくれるようになります。

 

 

 

 

アイメッセージとは、
アイメッセージとは、「私」を主語にして、自分の感情を相手に伝える、コミュニケーションのテクニックです。

 

 

 

 

プラシーボ効果とは、
偽薬効果で、病気の人に「これは薬ですよ」と言って砂糖のかたまりを与えると、本当に薬効があるということが昔から知られています。
これを「プラシーボ効果」といいます。脳は常に身体とコミュニケーションをしているので、脳を通して身体も変化していくことです。

 

 

 

 

パーミションとは、
「私は〜してもよい」というように、自分自身に許可を与える表現方法です。自分が本当に望んでいることだけが実現していく心理療法のテクニックです。

 

パーミションは、下記のような症状、問題解決に有効です!!
自分の意思とは関係なく、どうすることもできないとき、解決のヒントになるケースもあります。

 

 ・なぜか、いつも転職を繰り返してしまう。
 ・目標達成が目前なのに、やる気が湧いてこない、行動できない。
 ・いつも同じような場面で、同じような失敗を繰り返す。
 ・重要な行動だとわかっていても、いつも後回しにしてしまう。
 ・わかっていながら、やめられないことがある。
 ・人の評価が気になってしかたがない
 ・同じようなできごとが起こると、いつも不安になり気分が落ち込む

 

 

 

 

アンカー
感情を引き起こす引き金になるような刺激のことです。

 

 

 

アンカーリング
リソースフルな状態を思い出し、その時の感覚を呼び起こすためのスイッチを設定するのがアンカーリングです。そのスイッチとなるポーズや合言葉をアンカーといいます。

 

 

 

 

リソースフル
自信に満ちている状態、喜びや充実感に満たされている状態のことを言います。

 

 

 

 

フェルト・センス
「漠然とした感じ」のある身体感覚のこと。フィルルトセンスは日常でも感じています。
たとえば、大好きな恋人のことを思い浮かべると、ポッと胸の当たりが暖かくなるような感じがするとか、反対に嫌いな相手に会わなければいけないとなると、急に全身にけだるさが広がるというような、そういう何かはっきりしない感覚のことです。

 

 

 

 

投影とは、
自分が自分について強く感じていること、イヤだと思っていることを、自分で認める事ができず、無意識のうちに「相手」に投影して、まるで相手がそう感じていると思い込んだり、イヤなことをすると思ってしまうという複雑なコミュニケーションです。

 

・その心の働きとは、
自分の心の中にあって受け入れられないものを抑圧して、抑圧したものを「他人の中」にみるという心の働きなのです。

 

・投影現象とは、
相手を絶対的な悪として非難することによって、自分の欲求はみないようにする行為私達の心の無意識の部分を「影」と呼びます。

 

 

 

 

アダルトチルドレンとは、
いつもいい子で大人のように振る舞うことを強要され、子供らしさを出せなかった子どものことです。
緊張の強い家庭で育つ子供の生き残りのために適応した生活技術なのですが、それを家庭の外でも続けると、たちまち対人関係に行き詰まることになってしまいます。なぜならば、自分の感情より、親の感情の方が大切だと、無意識の中にインストールされてしまい、定着しているからです。

 

 

 

インナーチャイルドとは、
自分の心の中に住み続けている、心に傷を負った子供のことです。
体は大人になっても、心が傷ついた子どものまま成長できずにいるため、私たちは苦しむのです。私たちの悩みの多くは、「愛情の欠乏」によるものだといいます。
子供の頃に親から無条件の愛情を受けていないと、他人に対しても自分に対しても、愛を与えることができず、そして愛されているということを感じられずに、大人になってしまいます。

 

 

 

ピーター・パン・シンドロームとは、
「おとな」になりたくない永遠の少年ピーター・パンの物語にちなんで命名したものです。この症候群では、男性において、
無責任さ・不安・孤独・性役割の葛藤などが基本症状として現れます。

 

これは10歳代での家庭でのしつけの悪さや、両親の不和などの家族関係の問題から現れるとされています。
20歳代になると、異常に肥大したナルシリズムを持つようになり、自己不全感を空想で補い、現実との接触を避けるようになります。
そして、社会人になると、深刻な自己の危機に直面することになります。

 

 

 

 

 

共依存とは、
それは分かりやすくいえば、「愛情という名を借りて相手を支配すること」です。共依存関係にある人たちは、「不幸でいながら離れられない関係」にあると言えます。

 

 

 

 

ゲシュタルト療法とは、
過去や未来にとらわれない精神的な健康を目指しおこなわれる治療法です。「楽しさ」「喜び」「悲しみ」「怒り」といった感情をあらわに表現することで、真の自分に気づけるという考えに基づています。

 

 

 

家族療法とは、
家族のひとりが病気にかかったとき、本人だけではなく、家族全体の問題としてとらておこないます。心の病を修復するには、本人だけでなく、本人を取り巻く環境を整えるということも大切だという考えに基づきおこなわれる治療法です。

 

 

 

 

催眠療法とは、
普段心の奥底にしまってなかなか表に出てこない情報を、意図的に日常とは異なる意識状態にすることで引き出す療法です。これによって、それまで気づかなかった新しい自分を発見したり、自分自身をさらに深く知ることができるようになるのです。

 

 

 

 

自助グループとは、
なんらかの困難や問題、悩みを抱えた人が同様な問題を抱えている個人や家族と共に当事者同士の自発的なつながりで結びついた集団です。

 

 

 

 

ピグマリオン効果とは、
「できると信じ込ませれば、できるようになる」というのがその考え方です。これを利用すれば、自信のない子どもに自信を持たせることができるのです。

 

例えば、小学校高学年になってもひとりで外出できない子には、
「あなたは一人で外出できるのよ」と毎日言い続けます。
すると、それによってプラスの暗示にかかった子どもは「自分にもできるかも」と思うようになり、挑戦してみる気持ちになります。
そして、実際に一人で外出できるようにもなるのです。

 

反対に、
「何でできないの?」とか、
「高学年でしょ、情けない」
といったたぐいの言葉を言い続けたらどうでしょう?
子どもの自信喪失を助長することになりかねません。

 

子どもに自信を持たせてあげるために大切なこと
子どもに自信を持たせるには、しかって発奮を促すよりも、「あなたならできるよ」と毎日言い続け、プラスの暗示にかけて、
自信を持たせてあげるほうが、子供は積極的になるのです。
子どもは、大人には計りしれないほどの潜在能力をもっています。それを生かすも殺すも、私たち大人次第なのかもしれませんね。

 

 

 

 

カタルシス(浄化)作用とは、
「要求がかなえられず、欲求不満のエネルギーが心の中で高まっているとき、人間はそのエネルギーを何らかの形で吐き出すことで、その要求そのものへのとらわれを捨てられる」というものです。

 

例えば、 泣いている子どもを泣きやませる近道は・・・
泣いている子どもに向かって、「泣きやみなさい!」と言って泣くことをガマンさせるより、

 

「どうしたの?」 
「どうしたのか、よく話してごらん」と語りかけ、子どもの「泣き」の根源になっている欲求不満のエネルギーをうまく放出させてあげたほうがよいのです。
・友人に上司のぐちを聞いてもらえたら、心がラクになった。
・心理カウンセラーに話したら、心が癒された。
・心にモヤモヤを感じていたが、相談したら前向きな気持ちになった。というのも、カタルシス(浄化)作用です。

 

 

 

 

キャリブレーションとは、
相手の仕草や表情、態度などを観察し、本音を探るテクニックです。
私たちのコミュニケーションにおいては、
「言葉」だけでなく仕草や表情、声のトーンなどの「非言語」とよばれる情報が大きな要素になっています。相手の「非言語」の部分に注意を払うことで、言葉だけではわからない「本音」を理解することが、できるようになってきます。そのためには、相手の仕草や表情、姿勢、声のトーンなどをよく観察することが重要になってきます。心理療法ではこれを「キャリブレーション」と呼んでいます。

 

 

 

 

ダブルバインドとは、
言葉と行動が違う二重メッセージが発しているケースをいいます。
例えば、言葉では「いいこと」を相手に言っていたとしても、相手に対する態度や行動が「不愉快」だと、それが強力なメッセージとして伝わってしまうというものです。

 

言いたいことを言わず我慢しても、人間関係は良くなりません。
普通、私たちは相手に対して言いたいことをずいぶん抑えています。それは言うことによりお互いに気まずい思いをしたり、喧嘩になったりすることを避けたいからです。
言わずにじっと我慢していても相手との人間関係が改善されるわけではありません。
コミュニケーション論から言えば、あなたの不愉快な気分は、ボディーランゲージを通じて相手に伝わっているのケースが多いのです。だからといって、相手が傷つくことをズバズバ言ってしまうと、人間関係が崩れるのはご承知の通りです。

 

 

 

 

 

セルフ・エフィカシーとは、
自己効力感のことです。分かりやすく言うと、「できるという見込み感」です。
よくこれを「自信」のことだと思っている人がいますが、セルフ・エフィカシーは自信ではありません。やったことのない課題を前にして、たとえ自信はなくても、「まあ、なんとかできるだろう」と思える心の状態のことです。自分に対する信頼感といってもいいでしょう。

 

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心理カウンセラー前田様手記より抜粋


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